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   其の伍 大岩魚の付き場

 

ホームページを運営していると、いろいろな方から

「*川なんてぜんぜん釣れない」とか、「ポイントを教えて」などと質問を頂くのですが、

ここでは、雪代岩魚(これこそ謎だらけの生態)ではなく普通の尺上程度の岩魚について考察します。

 

5月末頃から水棲昆虫のハッチにつられて岩魚が釣れだしますが、大物と呼ばれるサイズは

なかなか一筋縄でいかないものです。が、ポイントの傾向として、「適度な流速」

「身を隠す物陰」「楽してエサが集まるところ」でないかと最近感じています。

具体的に実績のあるポイントをあげると、

最近33センチを釣ったポイントですが、どう考えても見落とすようなポイントです。

不用意に下流に移動すればたちまち逃げられてしまうはずです。

ここでは朝38センチ、夕方35センチと一日に2匹の尺上をとっています。

かなり強い流れの脇にせり出した岩の前のタルミに定位していたわけです。

もっとも、ポイントまで15メートルほどのキャストが必要ですし、

影が入るために、護岸の上を人が歩いただけで走られてしまいますが。

ここでは32センチ。激流脇のエサを独り占めできるポイントですね。

上のようなポイントでは、岩魚はゆっくり出てきてパックリフライを食ってくれます。

ここでは★印ひとつ上のブロックでフライ(EHC#10)にドラッグを掛けフラッタリング

させてからラインをフリップして送り込んでやると一発!でした。

事前に渓魚の存在がわかっていればこんな誘い方もアリです。

 

どんなポイントでも言えることは、最初に手前側のポイントから探っていくことです。

美味しそうなところに最初に手を出したために手前に付いていた渓魚に走られ

その連鎖でポイント全体を沈黙させてはいませんか?

丁寧に探ればその日の渓魚の付き場所の傾向もわかりますし、

先行者の後に入る羽目になっても、なんとか楽しめる程度に釣れるわけです。